人の才能が認められない時

SNS等で投稿されているある知り合いの作品をどうしても認められないとの話を聞きました。

その作品は素晴らしく周りからの評価も高い

その称賛の記事を読むと辛くなってしまうらしいのです。

更にそんな自分がとても嫌で、落ち込んでもしまうと話されました。

 

話を詳しく聞くと、このお話をしてくれたAさんは、

大学で美術を専攻し、その後も専門学校等で色々な技術を学んだ経歴があります。

 

ご自身の作品もとても評価を受けていて、ファンも多く、色々なショップで作品を販売していて

仕事としても安定し成功しています。

 

一方知り合いのBさんは、全くの素人から趣味で習い始めて,

作っていく内にその作品がとても評価されていくようになりました。

 

現在Bさんは、自分で作ったHPで作品を販売していますが,趣味の延長でとても小規模でやっています。

 

Aさんは、Bさんの作品への称賛の記事(作品を購入した方からの感想など)を読むと

自分がとても愚鈍で才能のある人にすぐに取って変わられてしまう感じがすると言うのです。

 

これは、悪魔でもAさんの心の中で起こった事で現実的でない事は本人を含め誰もが分かっていますが、

それでもAさんの内心では冷静ではいられない何かが起こってしまうのです。

 

Aさんにその思いや感情に良く集中してもらうと、中学生の運動部の事が思い出されました。

 

とても厳しい部活で、上級生が引退するまでは、だただ修行の様な練習や雑用に耐えてきました。

 

やっと自分が上級生になり試合で活躍できると思った矢先、

新入生で入部した一人に抜群の運動神経とセンスがあり

あっという間にAさんのレギュラーの座に取って変わってしまったのです。

 

その時の悔しさ、やるせなさ、今までの頑張りは何だったのか!

と言う思いが次々と湧き上がってきました。

 

それと同時に、もう自分が掴んだ居場所を奪われたくはない!

との強い思いが、からだ全体を通して感じられました。

 

もうすっかり忘れていて、記憶にも殆ど上らなくなったこの思いが、

実は今もフツフツと大人になった自分の中にあって

彼女を苦しめていた事に気付いた時、Aさんは涙があふれて止まりませんでした。

 

その時の思いをしっかりと感じて、

その時に言えなかった気持ちをしっかりと口に出してあげる。

 

そしてそのすべてを今の自分が受け止めてあげる事で、

Aさんの思いはとても楽になって行きました。

 

Aさんは、結局辛くて、その後部活を辞めてしまい、部活の事は悲しくて自分でも思い出さない様にしていたのです。

 

だから辛い思いだけが心の奥の潜在意識に残ってしまい、何かきっかけがあると苦しい思いとして出てきたのです。

 

これは、Aさんに限らず誰にでもある事ではないでしょうか。

 

私もたまに自分とは直接関係が無い事にザワザワしたり不安になったりする事があります。

 

もしかしたら私の中の忘れられている思いや感情が、発動しているのかもしれません。

 

特に最近は、SNS等がその引き金になっている様だと良く聞きます。

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