積み重なった思いの鎧

今日は本音を隠している思いのストーリーについて書いてみます。

私自身を含め人は、誰でも本音を覆い隠す様に沢山の思いのストーリーを抱いていますよね。

例えば

  • 私は悪くない
  • そんな事は常識だから。
  • そうしなければ社会や世の中が回っていかない
  • 世の中は油断しては生きていけない
  • いつも私ばかりがやらされる
  • どうせやってもムリだから

 

これらの思いのストーリーの下には、

「自分がないがしろにされている。」

「無視されている。」

などの思いがあったり

 

それと共に「悔しい、悲しい、寂しい」

などの感情も乗っていて

 

そして本当は、

「もっと大切にされたかった。」

「認めて欲しかった。」

など本音の思いが存在したりします。

 

けれど、その本音の思いは通常、心の奥深く厳重にしまわれています。

そのヒリヒリとした繊細な本音に触れない様に、いつも沢山のストーリーで防衛しています。

 

そしてその防衛が長年積み重ねられると、それがもはや自分自身になってしまうのです。

「こんな常識や価値観を持った私」

「正義感が強い私」

「被害者な私」

「無力な私」

などのイメージがアイデンティティとしてリアルに確立されていきます。

それが悪いわけでもないし、否定的に考える必要もないのですが

問題は、その下に隠れた本音の声が聞こえなくなる事なのです。

 

人が自分らしくいる時には、自分を理解したり、認めています。

自分の本音が隠れていると、その理解が難しいのです。

 

私も以前、自分を繕わなければ…と言う思いがいつもありました。(いまでも時々…。)

でも実は、「自分は的外れでダメな人間だ」と言う思いの下に、

「本当は認めて欲しい」と言う強い思いがある事にある日気付いて、以来とても力が抜けました。

 

セッション(心理カウンセリングとセラピー)の目的はこのストーリーの奥にある自身の本音に出会うための時間です。

でもはじめは、この防衛のストーリーにも寄り添っていく事を大切にしています。

いきなり鎧の下の繊細な姿をさらけ出す前に、鎧を付ける事になったストーリーを受け止めながら個々のペースで少しづつ進んでいきます。

だから始めは確立された思いの整理やイメージの認識だけになる事もあります。

 

アイデンティティとして持っていた鎧を労わりながらゆっくりと下ろしていく事で、今までの自分を大切に扱ってあげたいのです。

 

あなたのペースで自分をゆっくりと理解していきましょう。

 

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